宅建受験記①|模試14点からのスタート。働きながら続けた半年間の学習記

はじめに

こんにちは、ぬーたんです。

今回から、資格試験の体験記として、先日私が受験をした「宅建」について取り上げます。

そもそも私が宅建を受けたきっかけは、正直に言うと職場の勧めでした。ITの仕事に直接関係するわけでもなく、最初は「まあ、やるか…」くらいの気持ちだったのです。

ところが勉強を始めてみると、普段の仕事や暮らしの身近なところに法律が関わっていることが分かり、気づけば本気で合格を目指していました。

かつて生徒に「勉強は面白いぞ」と言っていた元センセが、今度は自分が生徒になって四苦八苦した半年間。そんな宅建試験の体験記を、4回に分けてお送りします。

まなみ
まなみ

宅建の体験記、楽しみです! よろしくお願いします!

たくみ
たくみ

ところでぬー先生、「宅建」ってよく聞くんですけど、どんな資格なんですか?

ぬーたん
ぬーたん

正式には「宅地建物取引士」という国家資格だよ。家やマンションを売ったり貸したりするときに、大事な説明をする役目を担う人のための資格なんだ。

たくみ
たくみ

じゃあ、不動産屋さんのための資格ってことですか?

ぬーたん
ぬーたん

不動産の仕事では欠かせない資格だけど、暮らしに身近な法律を幅広く学べるから、ほかの業界の人や学生さんもたくさん受けているんだ。まずは試験の基本だけ、ざっと押さえていこう。

そもそも宅建ってどんな試験?

宅建試験は、年に1度だけ、10月に行われる国家試験です。毎年20万人以上が受験する、人気の資格試験でもあります。ざっくり言うと、こんな試験です。

  • 問題数と時間:50問を2時間で解く、4択のマークシート方式
  • 出題分野:権利関係(民法など)、宅建業法、法令上の制限、税・その他
  • 合格ライン:毎年変わり、近年は50問中33〜37点くらい
  • 合格率:例年15〜18%ほど

私の場合は、4月から勉強を始めて、10月の本番に臨みました。ここからは、その半年間の学習の記録です。勉強のやり方そのものは「ノウハウ編」で詳しくまとめているので、ここでは、そのとき何を感じて、どう乗り越えてきたのかを中心に書いていきます。

まなみ
まなみ

宅建試験、合格率が15〜18%って、20人受けて3〜4人しか受からないんですか!?

たくみ
たくみ

ちょっと聞いただけでも、難しそう…。

ぬーたん
ぬーたん

そうだね、大変だとは思っていたけど、予想以上に辛くてきつくて。でも楽しい半年の学習だったよ。

4月〜9月の学習記:サルから始まった半年間

4月:模試14点。「宅建、そんなに甘くなかった」

勉強を始めたのは4月頃です。

最初は平日に1時間、休日に2〜3時間というペースで、とにかく必要そうな参考書をそろえて、自分なりに学習をはじめてみました。

4月に模試を受ける機会があったので、宅建試験がどんなものかを確かめるために受けてみました。その記念すべき初回の結果は、50問中14点。4択問題なので、サルが適当に答えても12〜13点は取れることを考えると、ショックでした(苦笑)。

まだ全然基礎が固まっていない状態での受験だったので、正直な気持ちは、半分は「始めたばかりだし、こんなものだろう」。でも、もう半分は「宅建って、やっぱり生ぬるい気持ちで受かる試験じゃないんだ」という焦りでした。さすがに少しは一般常識でも解けるものがあるだろうと思っていましたが、そんなに甘くありませんでした。

まだ時間はあったので、そこまで深刻には考えていませんでした。ただ、どこかで「なんとかなるだろう」と思っていた自分の甘さに、最初の段階で気づけたのはよかったのかなと思っています。

4月〜6月:何の話をしているのか、まったく分からない

初回の模試で基礎の大切さが身に染みたので、しばらくは参考書をよく読んで基礎固めをすることに重きを置くことにしました。宅建の学習範囲はとにかく広く、参考書も心が折れるほどにぶ厚くて、今でも思い出すとトラウマになりそうです…。6月ごろまでは、分野ごとに分けて、とにかく1つずつクリアしていく作戦にしてみました。

ところが、出てくるのは聞き慣れない言葉と法律用語ばかり。何の話をしているのか、それが実際にどんな場面で活きるのかも、まったく分からないものでした。

振り返ると、半年間で一番やる気が出なかったのは、この時期です。「何もかも、全然分からない」という状態で、ひとりで勉強を続けるのは、想像以上にエネルギーが必要でした。

6月ごろ:点と点が、線でつながった瞬間

転機が訪れたのは、6月ごろ。ひととおりの分野を学び終えて、解説系のYouTube動画を見直したり、参考書を読み返したりしていたときのことです。

それまでバラバラだった知識が、点と点が線で結ばれるように、少しずつつながっていく感覚がありました。「あー、ここってこういうことね」と腑に落ちた瞬間、勉強が一気に面白くなったのです。

例えば、皆さんもアパートを借りる契約をするとき、不動産業者に仲介手数料を支払っていると思います。その金額の上限は、宅建業法にもとづくルールで決まっています。居住用の部屋の場合、借主から受け取れるのは原則として家賃の0.5ヶ月分(+消費税)まで。借主の承諾があれば、1ヶ月分まで受け取れることになっているのです。

このように、宅建の学習範囲は不動産の取引を中心に扱っているので、学んだ知識が身近なことと結びつけられると、かなり興味を持って学ぶことができました。

「やらなきゃいけないもの」だった宅建の勉強が、「もっと知りたいもの」「面白いもの」に変わったのは、ちょうどこのころでした。やる気が出なかった時期を抜け出せたのは、分からないなりにも学習を続けて、知識がつながるところまでたどり着けたからかもしれません。

8月:頑張っているのに、点数が伸びない

面白さを感じて本気になってきたこともあり、8月ごろからは過去問や模試にもどんどん挑戦するようにしてみました。

学習も楽しくなってきたし、さすがに模試の点数も伸びてきただろうと楽しみにしていましたが、それでもまだ合格点には届きませんでした。

こんなに頑張っているのに。手応えもあったはずなのに。これでもまだ不十分だなんて、なんでなんだ……!と、もどかしい気持ちでいっぱいでした。

特に伸び悩んでいたのが、宅建業法の分野です。試験範囲が狭く、さらに点数配分も大きい分野のため、一般的には得点源とされているこの分野が得点できないままだと、致命傷になりかねません。

ここで、今までの学習方法を少し見直してみました。YouTubeの動画を参考にしたり、同じ試験を受ける人に助言をもらったりしながら、自分に合う方法を模索しました。私の場合は、一問一答の問題にたくさん触れたことが、とてもよく効いたと感じています。

(学習方法の詳細は、後のノウハウ編で説明します)

しばらくすると、宅建業法の点数がはっきりと伸び始めました。「正しい方法で努力すれば、ちゃんと結果はついてくる」。このときの手応えは、今でもよく覚えています。最終的には、宅建業法の分野が一番の得点源になりました。

9月:40点前後が安定。そして……

9月に入ると、模試でも40点前後が安定して取れるようになりました。過去試験では33〜37点が合格点なのを考えると、40点は合格圏内と考えてよい点数です。14点からスタートした春を思うと、ここまでよく来たなと、少しだけ自信もついてきました。

もう大丈夫。このままのペースで、本番まで走り抜けよう。そう思っていた矢先、私としてはかなり計算外の不運に見舞われました。

たくみ
たくみ

14点からのスタートで、そんなに苦労していたんですね……。やっぱり難しい試験なんだなぁ。

ぬーたん
ぬーたん

一番しんどかったのは、最初の「何もかも分からない」時期だったよ。でも、点と点がつながった瞬間から、勉強が一気に面白くなったんだ。

たくみ
たくみ

勉強が面白くなるなんて、うらやましい!

まなみ
まなみ

頑張っているのに点数が伸びない時期も、方法を模索して乗り切ったんですね。

ぬーたん
ぬーたん

僕の場合はそうだったね。宅建だけに、勉強法もリフォームだぜ! ってね。

たくみ
たくみ

…

まなみ
まなみ

…どういう意味ですか?

ぬーたん
ぬーたん

な、何でもないよ!(笑)

ぬーたん
ぬーたん

次回は、いよいよ本番2週間前頃のストーリーです。順調だと思っていた矢先に、アクシデントが待っていました…。


宅建受験記 ストーリー編

  • ① 模試14点からのスタート。働きながら続けた半年間の学習記(この記事)
  • ② 試験2週間前、まさかの事態に。直前期の過ごし方(近日公開)
  • ③ 当日朝の「会場1km事件」と、ラッキーと後悔の本番2時間(近日公開)
  • ④ 自己採点37点の夜と、合格発表まで(近日公開)

勉強法や本番の戦略は「ノウハウ編」にまとめていきます(近日公開)。

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